唐津くんち 2017に行ってきた
どうもこんにちは。
11月といえば唐津出身の自分にとっては、唐津くんちという重大イベントがあります。唐津くんちは、毎年11月2〜4日の間に行われる曳山のイベントであり、14体の曳山が町中を巡るという江戸時代から変わらぬ形で現代まで続いている伝統あるお祭りです。全14体の曳山は江戸時代から明治時代にかけてつくられ、和紙と漆を何百枚も重ねて作っており、重さ2〜5トン、資産価値は一台数億円にも及ぶそうです。世界最大級の漆工芸品としても有名で、それが何百年もそのままの形で存在し、お祭りに使用されているという何とも凄い伝統ある曳山です。昨年度、ユネスコの無形文化遺産にも登録されたことが話題になりました。とはいっても自分が最後に行ったのは丁度10年前、行くのは久しぶりになります。10年前は、自分の結婚する際の挨拶を兼ねて奥さんと二人で行ったのですが、今回は息子連れで行く事ができました。唐津くんちと曳山については、詳しい解説が公式ページでありますし、youtubeでも多数動画がありますのでそちらを参照してください。
今回の旅は、成田空港からジェットスターの飛行機で11月2日に福岡に泊まり、3日に唐津に入って、おくんちを楽しんだ後、市内に泊まり、4日に帰ってくるという日程です。当初は2日とも福岡に泊まる予定でしたが、直前で市内の旅館に空きが出て、予約することができました。
唐津くんちの曳山は、市内を周りますが、ルートが決まっており、毎年14機の曳山が同じ所を通ります。何時にどの辺りという事まで決まっているので、どこで見るかという事が重要になります。今回は・・・、ポジション取りどころでは無い程、人が多かったです。後で聞いた話だと3日間で62万人も観光客が訪れ、過去最高の人数だったようです。とは行っても曳山の写真は全機撮ってきました。
今回は、子連れでしたので、パナソニックGX8と14-140mmの組み合わせのみで行きました。
以下、すべてこの組み合わせの曳山の写真です。
一番曳山 赤獅子
二番曳山 青獅子
三番曳山 亀と浦島太郎
四番曳山 源義経の兜
五番曳山 鯛六番曳山 鳳凰丸
七番曳山 飛龍
八番曳山 金獅子
九番曳山 武田信玄の兜
十番曳山 上杉謙信の兜
十二番曳山 珠取獅子
十三番曳山 鯱
十四番曳山 七宝丸
以上、14体です。本当はかつて15体合ったらしいですが、明治あたりに一体失われてしまい今の14体になったそうです。かつては「黒獅子」というのがいたらしいです。この黒獅子は今は存在していませんが、キーホルダーが至る所で売られています。といっても実際の詳しい形状は良く分かっていないようです。
今回行った2日目には、おくんちの一番の見所である西の浜お旅所「曳込み」があります。昔は、本当に海岸にこの数トンもある曳山を持っていっていたらしいです。今は簡略化されて広場に海岸から砂を撒いて、そこに14体を集結させています。とはいってもそう簡単には、持ち込めず、曳手は力を込めて曳込むわけで、それが見所でもあります。10年前に行った時にはここの会場に入れたのですが、今回はとてつもない人ごみで近づく事すら難しかったです。結果的に今回はバリアングル液晶と高倍率ズームのGX8が大活躍で、人混みの頭上から撮影することだけはできました。隣にいたEOS60の人もライフビューでカメラを掲げて撮影していたので、唐津くんちにはミラーレスの方が適しているかもしれません。
おくんちの後は、宿泊です。今回は渚館きむらさんに泊まりました。ちなみに10年前におくんちに来たさいにもここの部屋が予約でき、泊まったので、この旅館とはとても縁があるようです。
夕食はもちろん有名な活き造りのイカ刺しです。他にも伊勢エビも活き造りで最高でした。ここは本当に料理が美味しいです。
そして最後に旅館から見えるの玄界灘の海です。
最終日は、お墓参りをしてから、福岡空港まで電車で帰りました。来年もまた行こうかなと思います。今年は人が多く、ちょっとポジション取りがあまり良くなく、自分の撮りたいシーンが思うように撮れなかったなと感じました。唐津くんちは、毎年観光客が増えていっており、嬉しいような寂しいような。また、やっぱり今回のマイクロフォーサーズ+高倍率ズームの組み合わせは若干写りが甘い・・・。
今度行く時は、フルサイズ用の70-200 F2.8クラスの望遠レンズを入手して行きたいなと思いました。
では、また。